「川を渡ろう」 夫が手招きする。 私は目を見張りつつも、差し伸べられた手をとる。 夫が淵に進んでいく。ねえ、と声を掛けるが止まらない。 夫は肩まで川に浸かり、頭を沈めた。 私は手を振り解こうとするが、できない。 苦しい。息ができない。 ブラックア…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。