文芸創作を再開した2015年を振り返って

 約二年半。
 それは、このブログと Twitter 上の @YukiNozomu というアカウントをほぼほぼ放置状態にしていた期間になります。

 今年は文芸創作家として、大きな意味を持つ一年になるだろうと思います。
 三年前――2012年も、自分にとって有意味な一年でした。それについては、またいつか語る日もあるかもしれません。
 今は、もう終わろうとしているこの2015年を、文芸創作家として振り返ります。(※およそ4~5分で読める分量です。)

 ブログの再開は『夏の日』という詩小説のような作品を投稿した、今年の8月1日でした。
 Twitter ではそれより少し早く、7月27日に、以下のツイートを口火として、活動を再開しました。

 このツイートの意味するところは? と聞かれても、説明に窮してしまいますので、今は割愛させて下さい。
 少し悲劇のヒーローぶってるところもあるので、まあ、その程度のものと受け取ってもらっても構いません。

 ので、今年といっても実際に活動したのは後半の五ヶ月と少しだったわけです。
 それでも、これまでの創作活動で、最も密度の高い五ヶ月間でした。

 その活動・成果がどんなものであったか。
 いくつか、見出しを作ることができそうです。

  • Twitter で頻繁に浮上し、フォロワー2000人以上達成
  • 小説を書く力の向上
  • 筆名変更

 もっと色々あったような気もしますが、こんな風にまとめることもできるでしょう。
 では、一つひとつ見ていきます。

Twitter で頻繁に浮上し、フォロワー2000人以上達成

 フォロワー数に果たしてどれほど価値があるのか、という点には議論の余地があるかもしれませんが、アナリティクスの情報によれば、月間最大インプレッション数は20万近くに達しました。
 それだけ多くの回数ツイートを人々に見てもらえたということは、評価してもよいのではないかと考えています。
 活動再開前はもはや記録にさえ残っていませんが、おそらく三桁は伸びたでしょう。

 活動再開前と比較して、タイムラインを見る時間も増えました。
 一時期は Twitter 依存症になりかけているのではないかと心配になったほどです。
 今は少し、バランスが取れるようになったかなと思っています。

 #twnovel, #twpoem の存在は以前から知っていました。俳句や短歌を詠む人々がいることも知っていました。
 が、それらを紡ぐ人々が織りなす地図のようなものが、以前より自分の中ではっきりしたように思います。
 また、それらに限らないジャンルの人々もいて、 Twitter 世界の広さ、深さを感じました。

 それらから刺激を受け、「言葉」のみを頼みとしつつも、自分自身のジャンルも少し広がりました。
 時には人々と相互作用し、私もまた Twitter 世界に一石を投じることができたのではないかと思います。

小説を書く力の向上

 自分で「成長したな」と感じた点はいくつかありますが、特に大きいのは、自分でそれなりに納得行くショートショートをいくつか書けたことです。
 ハロウィーン企画として書いた『エビル・コスチューム』もその一つです。
 他に、未発表ですが公募に応募したものもいくつかあります。

 今は更新を休んでいますが、『死を夢見る少女~最後の不死者~』という長編小説の連載に初めて取り組んだのも今年でした。
 どちらかというと、その難しさを思い知ったように感じていますが、それも含めて良い経験になったと思っています。

 #twnovel も前よりサクサクと書けるようになった気がします。
 七歩さん(@naholograph)が主催されたよいこ大賞2015では、拙作のツイノベに「よいおち」賞という賞を付けていただきました。光栄に思います。

 『小説家になろう』という投稿サイトの存在を知ったのも今年でした。
 初心者ながら、いつもはブログに投稿していた作品を『小説家になろう』にアップしてみました。
 ランキングには掠りもしませんでしたが、今年は、なろう関係でつながった方も多くいます。

筆名変更

 最後に、筆名の変更を挙げました。

 以上のように、自分の中では成長を実感した年ではありますが、世間的にはまだまだ無名な私です。
 新年の抱負については、改めて卯月幾哉として述べたいと考えていますが、新筆名がもっと多くの人々に知られるようにしていきたいな、と考えています。

  ◇

 また、主に Twitter では新しい人々との出会いがたくさんありました。
 今のところ、全てバーチャルな世界の出来事ではありますが、単に創作家として刺激を受けるだけに留まらない、心の触れ合いを感じたことも事実です。

 全ての出会いがあったおかげで、今の私が存在できていると思っています。
 どれか一つ欠けても、今とは違った私になっていたでしょう。
 だから、深く感謝しています。

 冷たい画面越しだったとしても、それは一つの「出会い」だった。そう考えます。
 今年、私と出会って頂いた全ての人、ネット上のアカウント(、あるいはボット?笑)に感謝します。

 来年以降は、振り返る役割も新筆名に譲ることになるでしょう。
 きっとこれが、結城希としての最初で最後の年間振り返りです。

 来る新年が、みなさまにとって素晴らしい一年となることを願って。

 ありがとうございました!!!