エッセイ
約二年半。 それは、このブログと Twitter 上の @YukiNozomu というアカウントをほぼほぼ放置状態にしていた期間になります。 今年は文芸創作家として、大きな意味を持つ一年になるだろうと思います。 三年前――2012年も、自分にとって有意味な一年でした。そ…
こんにちは! 木枯らしが吹く季節になりました。 ハロウィーンが終わり、街はこれからクリスマス色に染まっていきますね。 さて、ブログ読者様につきましてはご存知のことと思いますが、先週月曜から10月31日土曜にかけて、ハロウィーン特別企画と称して短編…
もうすぐハロウィーンですね! みなさん、準備はばっちりでしょうか。 さて、月曜からハロウィーン特別企画と称して、新作の短編小説の連載を行っています。 『エビル・コスチューム』目次 第一話 / 第二話 / 第三話 / 第四話 / 第五話 / 第六話 / あとがき …
もう10日以上間が空いてしまいましたが、先日投稿した掌編小説『イマ × ソラ』のあとがきをここに書きます。 いつも短編であとがきを書いてはいませんが、一応この作品に込めた意味がありますので、解説がてらに。 といっても、タイトルで察してる方も多いと…
『魔法技師のノート』を終えた直後に、また新しい掌編小説の連載を twitter で始めました。 そして、それがつい昨日完結しました。 ひょっとしたら、掌編小説というにも不完全に映るかもしれません。 ワンシーンの会話だけのお話ですから。 この話と「葵 透 …
twitter で連載していた小説『魔法技師のノート』が完結しました! 第1話のツイートは8/3、最終27話のツイートは9/2なので、ちょうど丸一ヶ月の連載でした。 え? もう終わりなの? そんな風に思った人もいるかもしれません。 今回、ストーリー中に描ききれ…
もう何年前のことだろうか。シドニィ・シェルダンの『私は別人』という小説を昔、読んだ。 その小説の中で、一代で富を築いたトビー・テンプルという天才コメディアンが、修行時代に師匠に言われた言葉があった。 その内容をぼんやりと覚えている。 師匠「コ…
先日、Twitter 上で「一人連詩」なる試みをやってみました。 連詩は、本来であれば複数人で行うものですが、「小説の連載があるのだから、詩の連載があってもよいのではないか」という発想が裏にはありました。 一人で少しずつ詠んでいく、という形でも成立…
中学時代、日常的に詩を書いていた時期があった。「どうしてそんなにたくさん書けるの?」クラスメートの女子にそう聞かれたことがある。「詩を書くのって難しくない?」と。「簡単だよ」私はあっさりと言ってのけた。「その日あったことを書けばいいんだか…
家鳴りがした。 海外出張と帰省を終えて、2週間ぶりに東京で一人暮らしするアパートに戻ってきたときのことである。 30秒毎に「ピシッ」と、金属製の弦が切れるかのような音がする。 不審に思って家具を調べたりするが、異常はない。どうやら床そのものから…
今年はいくつか、アーティストのライブを観に行くことができました。 ということを、わざわざこうして書くのは、それ以前にライブに行ったことが一度しかなかったからです。 生まれて初めてライブ鑑賞に行ったのは、数年前、ある海外アーティストが日本武道…
昨日、第12回詩のボクシング大会、及び、第4回声と言葉のボクシング大会が横浜で開催された。 私は一人電車で会場に赴き、両大会を観戦してきた。ひと月ほど前までは大会の日程すら知らなかったのだが、ちょうどこのブログの記事を書いているときにポエトリ…
小説とライトノベルの違いは、明確なようでいて、境界線上ではやや曖昧な気がする。 そもそも、この違いは大多数の人にとってはどうでもいいことだろう。 小説だけ読む人や、ライトノベルだけ読む人はいるかもしれないが、その人たちにしても、小説だから、…
「誰でもできて、すぐにでも始められる。それが詩だと思う。」 と、昔つぶやいたことがある。ある人によれば、日本では大衆が詩を書く文化が根付いているのだそうだ。 確かに、学校教育の中で詩(俳句、短歌を含む)を書いたことがない人はおそらく稀だろうし…
言葉とは意味である。 詩は言葉から成る。だから、詩はものごとに新たな意味を与えることができる。 それが詩の一つの側面だと思う。決して人の役に立つとか、そんな意味でなくても。
「現代詩」を扱っているのは現代詩手帖だけだと、現代詩手帖8月号の記事にあった。 では、現代詩とは何だろう、と思ってWikipediaを引いてみると、思いのほか示唆に富んでいた。 wikipedia:現代詩 現代詩は、近代詩の形式主義化、耽美化などへの反省により、…
詩を読んでいて(あるいは詠んでいて)常々思うのが、例えばこの詩を渋谷のギャルに見せたらどう思うのか、ということ。「え〜、わかんな〜い」で、済まされてしまうのではないか。凝ってくると色々と表現を変えたくなるのかもしれない。 わざと普通でない日本…