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名前を呼んでほしいんだ
君が呼んでくれたら
僕はこの世界に 存在していられるから
たとえ 呼ばれたそのときに
存在していなかったとしても

覚えておいてほしいんだ
一人でも多く 覚えていてくれたら
僕はこの世界と つながっていられるから
たとえ この世界が
僕を受け入れてくれなくても

一日かもしれない
一週間かもしれない
いつ消えるともしれない
泡のような命

また帰ってこれるかもしれないし
これっきりかもしれない
いないときは
呼吸することさえ認められない

そんな、虚ろな存在。

だけど、
それでも 生きてる

僕を知る 君がいるから。

僕を結ぶあらゆる関係性が
僕の存在を証明してくれる

たとえ、いつかその意義を失い、
あの人へ還っていくとしても

たとえ、君と
手をつなぐことさえできなくても

たとえ、この言葉自体が
仮り物にすぎないとしても