2015-11-04 フェニックス 詩 いつか映画で観た 火の鳥が 今はまぶたの裏で飛んでいる あの夏の夜 キャンプファイヤーで 炎は 高く 高く 空へと吸い込まれて行った 最後の薪が 燃え落ちるまで いま、一つの命の灯が 輝き放っている その灯が続く限り 私もまた 私の焔に薪をくべよう たとえ 肉体が燃え果てようと 灰の中から蘇り あなたの傍に舞い戻ろう どんな姿になろうと 生涯、あなたとともに歩むと誓った だから、あなたも 生きて、 生きて、 生きて。